路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

左折巻き込み事故を防ぐために通学路は「歩車分離信号」にするべきでは?

先日発生した「小学校1年生のひき逃げ事故」

正直、事故のあとは左折が怖くなりました。もちろん、右折時も死角があることには違いありませんので慎重に確認して通過しているのですが、それでも「大丈夫かな?」と不安を感じながら運転しているのが正直なところです。

同時に一部事業者で行なわれている「左折時一旦停止」についても賛否両論ありますが、万一、見落としてもスピードが出ていないので接触しても大きな事故にならない可能性もありますから有効策のひとつかもしれません。

さて、この事故をきっかけに「歩車分離信号」の導入が意識されるようになりました。多くの信号は2サイクル(東西・南北)なのですが、これを東西・南北・横断歩道の3サイクルにして歩行者と車が青信号で交差しないようにしたのが歩車分離信号です。日本ではまだ4%しか普及していないそうですが、それでも各地で見られるようになりましたからご存知の方も多いのでは?

実際、私が乗務する路線にも歩車分離信号が数多くあります。フライングする車や信号無視をする歩行者もゼロではありませんが、歩行者と車が交差しないので2サイクルの信号交差点に比べ安心感があるのが正直なところです。

個人的には賛成ですので、せめて通学路の信号交差点は歩車分離信号にするべきだと思っています。ただ、一方で待ち時間が増えることによる渋滞や信号無視が懸念されるのですが、機械的に3サイクルで稼働させるのではなく「押しボタン」や「車両感知式」も併用して運用すればこのあたりのストレスも軽減されるのではないかと思います。

もちろん、経費が掛かる話ですのですべてが順調に行くとは思いませんが、慎重なドライバーから横着なドライバーまですべての車が使用する交差点ですから、取り締まりも大切かもしれませんが信号で分離してしまうのが一番得策だと思います。

まずは、小さな子供が利用する通学路の信号から改良して欲しいものです。

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