路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

「バス停に立っててください」とは言えない話

ここ数日、微妙な天気が続いている愛知県です。

そんな昨日は終車を含めた乗務だったのですが、昼あたりから大粒の雨が降ってきました。「夜間の乗務はただでさえ疲れるのに…」なんてことを思いつつハンドルを握ります。

幸いだったのは担当車両はフロントガラスに油膜はなくワイパーのふき取りも好調だった点ですね。「えっ、そこなの?」と思われるかもしれませんが、フロントガラスは室内の映り込みでかなり見にくいですし、バス停を通過するときは人がいないか暗闇を見渡しますので結構目が疲れます。

ちなみに、この視界の悪さはマイカーとは全然異なります。実車のバスを運転しているときの眼精疲労度を10とすると、マイカーを運転しているときの眼精疲労度は3くらいですね。実際、乗務を終えた後は疲れ目(眼精疲労)からの肩こりと頭痛を感じ、帰宅後は早々就寝でした。(今日は好調ですのでご安心を…)

さて、そんな昨夜の乗務はバス停を通過するときに「ヒヤリ」とさせられました。

幹線道路沿いにある屋根付きの待合スペースも用意されているバス停なのですが、民家の影にバス停が隠れるのでかなり接近しないと人がいるかいないか判断ができません。しかも、待合スペースに照明もなく周囲は真っ暗で待っている人を見極めるのも一苦労なんですね。

ただ、このバス停から乗る人はほとんどいないので「たぶん、いないだろうな」と思ってバス停に接近します。案の定、バス停には人はいなかったのでブレーキを緩めたところ、ふと横の待合スペースを見ると椅子に何やら物体が…

「もしかして、人!?」

再びブレーキを踏んだのですが、10mくらい行き過ぎてしまいました。内心「バス停に立っててよ!」なんてことを思いましたが、雨ですし、何より待合スペースも含めてバス停なので仕方ないですよね。

今度、運転士会議があったら「蛍光灯くらいつけてちょうだい!」と言ってみようかな?

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