6Nov
ちょっと前の話。
乗務を終えて帰ろうとすると、同じく退勤点呼を終えた後輩が「あぁ、何時間寝れるかなぁ」とぼやいてきました。
時刻は20時半。
「うん? 明日は何時なの?」と聞くと「明日は4時45分ですよ・・・」と元気のない声。「そりゃ、休息期間が8時間しかないと、そうなるよねー」と返事をし、続けざまに「ごめん。僕は休みだから・・・」と一言。
「天国と地獄」のようなこの展開に思わず二人で笑ってしまったのですが、帰り道で色々考えてみると行路順が微妙に変なことに気が付きました。
例えば、
A行路・・・5:10~13:50
B行路・・・6:35~18:45
C行路・・・4:45~10:35(中休)15:00~20:30
D行路・・・4:45~19:05
と言う勤務があった場合『休→A行路→B行路→C行路→D行路→休』と言うように勤務の順番が決まっていることがよくあります。これを「勤務順」とか「行路順」と呼んでいるのですが、この順番、ちょっとおかしいのです。
先ほどの後輩はちょうど「C行路」を終えた直後だったので、20時30分から4時45分までの8時間15分が休息期間(拘束時間外)になります。でも、C行路の次がD行路ではなく「B行路」だったら、休息期間は10時間05分ですよね。
だったら、「B行路とD行路の順番を入れ替えれば少しは楽になる(休息期間が長くなる)のに・・・」と疑問に感じた私。
無論、A行路の次がD行路になれば、A行路後の休息期間は16時間半から14時間半に減ってしまうのですが、C行路後の8時間休息が10時間休息に伸びることと比較すれば、よっぽどいいような気がします。
と言う分けで、副班長の私は班長に相談して、管理者のミーティングで協議してもらうこととなったのですが・・・
答えはあっさりOK!
「言ってみるもんだなぁ」と感じるとともに「もうちょっと、運転士の生活のことも考えてよ!」なんて管理者に対して思った瞬間でもあります。
・・・順番が変わってしばらく経ちますが、いまのところ好評のようです。