路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

夜の乗務はバス停の乗降に気を使います。

今週は終車を含む遅番なのですが、夜の乗務は嫌いです。

運転士のなかには「道路が空いていて走りやすい」と言う人もいるので意見はわかれると思いますが、自分としてはフロントガラスに車内の様子が反射して前が見にくいことと、無灯火の自転車や歩行者などにも注意を払わなければいけないのがその理由です。

愛知県も中心部こそ街灯やお店の看板なので明るいのですが、ちょっと郊外に行くと真っ暗ですからね。

一応、運転席の背面には広告板や暗幕があるのですが、運賃箱側は無防備なので結構反射して前が見にくいものなんです。

さらに、この反射のおかげで「乗降時の車外の様子がとてもわかりにくい」のも夜間乗務が嫌いな理由です。

路線バスのドアには車外を照らす「車外灯」と言うのが付いており、ドアを開けると連動してライトが点灯します。ただ、蛍光灯がポツンと点灯している状態なので周囲を照らすほどのものではありません。

そのため、室内の明るさも邪魔して「降車した乗客がバスから離れているかどうか?」「バス停で待っている人はいないか?」というのが結構わかりにくく慎重に安全確認を行わなければいけません。

ただですら夜間運転は神経を使うのに乗降にまで神経を使うのですから疲れ倍増です。

…だから夜の乗務は嫌いなんです!

かなり前にクラリオン社が発売を開始した「SurroundEye」という車外カメラを用いた安全確認システムをお伝えしましたが、バス1台につき259,000円(4カメラ・税抜)と、そこまで高額なものではないと思いますので積極的に導入してほしいと言うのが本音です。

ちなみにこの装置の紹介動画がこちら…

もちろん、目視による安全確認が大切なのはわかりますが「見えないんです!」

乗用車やトラック以上に視界が悪く、乗降によるリスクも大きいのが路線バスですからサポートシステムは積極的に導入して欲しいものです。

あと、早朝深夜など外が暗いときに散歩をする人を中心に”反射材”を身に着ける人が増えましたが、これは本当におすすめします。私も夜間出歩くときはタスキタイプの反射材(↓)を着けています。

 

画像のようなタスキタイプでなくても、カバンなどに反射材を付けることによって防衛効果が高まりますので、ぜひ活用してくださいね。

あわせて無灯火の自転車もどうにかしてほしいと思う今日この頃…

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