路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

「カルシウム」不足?

「カルシウム」取れてますか?

と言うのも、
今朝の乗務はイライラモードでした。

(睡眠不足だし…)

(太ったしなぁ~)

なんて原因を考えながら運転しているだけ
イライラと言っても軽度なのですが…

さて、ラッシュともなると立っている乗客が
運転席の真横まで接近してきます。

真横に来る乗客が綺麗な女性だったら
指差し確認もテキパキ格好よくやるのですが
世の中、そんなに甘くはありません。

真横に来たのは60歳くらいの男性です。

その男性はバス停で待っている時から
何やら本を読んでいるのがわかったのですが
乗車して運転席の横に来ると
それが”漫画”であることがわかりました。

(なんだ、小説じゃないんだ~)

『高齢者→書斎→小説』

と言う固定概念にとらわれていた私は
ちょっと呆気にとられたのですが
実はこの男性がイライラの発端です。

立っている乗客が急ブレーキなどの
衝撃で転倒してケガをする車内事故。

事故防止。
と、言うより自己保身のために

「お立ちの方はお近くの手すりを…」

と、毎回アナウンスを入れているのですが、
この男性は何度アナウンスを入れても
手すりに寄りかかるだけで
漫画を読み続けます。

「申し訳ないですが、手すりを…」

真横なのでピンポイントで
お願いしても良かったのですが

『乗客にお願いした』

 ↓

『運転士に怒られたと勘違い』

 ↓

『営業所にクレームが入る』

 ↓

『運転士が怒られる』

こんな理不尽なことが
“起こり得る”世の中ですので
アナウンスだけ入れることに…

結局、その男性が降車するまでの間に
アナウンスした回数は4回。

4回すべて無視と言う結果に
私のイライラバロメーターは最高潮です!

「欽ちゃんの仮装大賞」でおなじみの
得点ボードで言うと合格ライン突破!

って感じですね(-_-;)

と言うわけで、降車時は

「ありがとうございました!」

ではなく、

「どうぞ~
(僕の運転するバスに二度と乗るな~)」

と、心の中で舌を出したのでありました。

正直、お客様と言えども、
これで車内事故が起きれば
私の免許は減点され、
通院費など民事的な問題に発展し
下車勤が待っているわけですから
割に合わないのが本音です。

…でも、「カルシウム不足かな?」
とも思うのも本音です(-_-;)

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