2Mar
ひとくちに「路線バス」と言っても東京・名古屋・大阪などの都市部を忙しく走る路線バスから、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」に登場しそうなローカル線まで多種多様です。
私の所属する営業所はオフィス街を走る路線からローカル路線まで幅広くカバーしているので、どちらも経験することができるのですが、先日(日曜日)の乗務はオフィス街を走る路線でした。
個人的には忙しく走る路線より、のんびりと走るローカル線が好きなのですが、こればかりはローテーションなので何とも言えません。ただ、日曜日のオフィス街はビジネスマンの利用者はほとんどなく道路もガラガラなので、その点では「ストレスフリー」と言った感じです。
そんな昼下がりの終点でのこと。
バス停のベンチには数人のおばあちゃんがバスの到着を待っています。
着車させ降車扱いをしていると、「これって、○○○駅に行きますかね?」と、バス停で待っていたおばあちゃんが訪ねてきます。
とりあえず車外マイクでパッと説明しただけなのですが、正直おばあちゃんは理解したような理解していないような微妙な感じです。そこで、折り返しの休憩を兼ねてバス停のおばあちゃんの所に行き「○○○駅は15分発のバスに乗ってもらえば行きますよ」と改めて説明しにいくことに…
正直、こうやってお客様の所に行って説明するあたりはウェディングプランナーで培ったサービス精神からだと思いますが、無事、説明したバスに乗って行ったおばあちゃんでした。
…で、ここで話が終わると思いますよね。
実は、話には続きがあるんです。
行き方を尋ねてきた人とは別のおばあちゃんが折り返し便に乗車してきました。(バス停で待っていたおばあちゃんたちは個々に行き先が異なったみたいです。)
乗車してほどなく降りて行ったおばあちゃんですが、降りる際に飴(あめ)を数個「どうぞ…」と私に差し入れてをしてくれたんです。
思わぬ差し入れに「ありがとうございます」と何度も言った私ですが、あとあと「バス停での説明に好感を持ってくれたのかな?」なんて考えていました。
普段は様々なストレスから眼光鋭く運転をしているのが正直なところですが、こういった風景があるのも路線バスの醍醐味と言えそうです。
さて、3月1日に公式メルマガを創刊しました。
ブログより突っ込んだ内容でお届けしています!
興味のある方はこちらのページからアクセスしてください!
↓↓
公式メルマガの登録受付を開始しました!