7Jul
今日は「七夕」ですね。
言葉の響きは涼しいのですが、
今日も蒸し暑い愛知県です。
さて、バス運転士はどんなに暑くても
毎日乗務前に車両点検を行っています。
これを「始業点検」などと呼び、
・タイヤの空気圧
・エンジンベルトのゆるみ
・灯火の確認
・オイル類の確認
・整理券発券器の用紙残量
・放送装置
など、10分くらいかけて行います。
この時期、
早朝出勤なら暑さも厳しくないものの
昼からの出勤だと数分で汗だくです。
基本的には車両回りを確認してから
エンジンを始動するのですが、
エンジンキーを回すなり
「ピーーーー♪」
と言う警告音が鳴り響きました。
新人の頃は
「何??」
と、目がテンになるのですが、
さすがに数年も経つと…
「また、空気圧かぁ」
と、瞬時に原因がわかるようになります。
ちなみに原因はエアタンクの空気圧が低い
ことによる警告音です。
バスやトラックなどの大型車はブレーキや
ミッションにエアを利用するのですが
エンジンを停止していると徐々に
漏れることがあるんですね。
例えば、ドアを開閉させるシリンダーや
サスペンション(エアサス)から徐々に…
とは言っても、漏れるのは微量で
夜間の長時間停車に伴って空気が抜けても
エンジン始動によってタンクに空気が充填
されますので出庫時には空気圧は適正値に
まで回復しているのが通常なのです。
しかし、この日はエンジンを始動させても
全然空気が溜まっていきません。
「えーーー!」
さすがにここまで来ると”重傷”ですので、
点呼者に報告して車両を交換します。
「せっかく、外回り確認したのに…」
ただでさえ汗だくなのに
予備車の点検でさらに汗が噴き出すので
ありました(-_-;)