9Sep
吹く風に涼しさを感じてきましたね。
一方、この一週間は台風に
翻弄(ほんろう)されたのですが、
幸い愛知県では目立った被害はなく
通常運転で過ごすことができました。
ただ、岩手県などに地域によっては
甚大な被害が出たところもあるので
「明日は我が身」のような怖さも感じます。
程よい風雨は良しにしても、
台風のように極端な風雨は困ったものです。
さて、話はガラリと変わり、
今日は”定期券”のお話です。
私の営業所をはじめ、路線バスや鉄道では
定期券が発売されています。
私もウェディングプランナー時代は
電車通勤でしたから通勤定期を使って
いたのですが、意外に知られていないのが
“乗りこし”に関するルールです。
例えば、
大阪から名古屋までの
定期券を持っていたとします。
この区間の普通運賃は5,000円です。
その人が東京まで乗りこしました。
東京で支払う追加料金はいくらでしょう?
普通運賃は…
大阪
|
|普通運賃5,000円
|
名古屋
|
|普通運賃8,000円
|
東京
ちなみに、大阪で東京までの切符を買って
東京まで一気に乗車したときの
通し運賃は10,000円です。
答えは
↓
↓
↓
↓
↓
↓
8,000円です!!
「えっ、5,000円じゃないの?」
と、思った方も多いのではないでしょうか。
多くの方は、大阪で東京までの切符を買うと
10,000円なんだから、差額の5,000円を
追加で支払えばいいのでは?
と思っているでしょう。
しかし、定期券で乗りこすときは
「名古屋で一旦改札を出た」
と言う扱いをしますので、
名古屋で東京までの切符を改めて買う時の
運賃8,000円が適応されるのです。
運賃計算は事業者ごとのルールによりますが
ほとんどの事業者がこのような
計算方法を用いています。
この計算方法はバスでも用いられており
私の営業所でも乗りこしについては
この方法で運賃を計算します。
定期券はその”区間”を定期利用することを
約束する代わりに運賃を割引する
サービスですから区間外は
改めて運賃を請求するスタンスなんです。
こうサクッと説明していますが、
実際の運行では定期券を提示された後
区間運賃を調べなければいけないので
結構手間なんですよ(-_-;)