路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

手すりをもたない人過ぎ!

今日から10月、
暑さも和らいで過ごしやすくなったのですが
台風がまた接近していますので心配です。

さて、昨日の乗務はビジネスマンの
利用が比較的多い路線なのですが、
ちょっとイライラモードでした。

と言うのも

『手すりをもたない人過ぎ!』

だったからです。

バスの交通事故と言うと
接触や物損事故などがありますが、
それより怖いのが”車内事故”です。

車内事故とは乗客が転倒するなど
車内で起きる事故のことで、
状況やケガの程度によっては
交通事故と同じように行政処分や
民事上の責任を負うことになります。

ちなみに、国交省がまとめた平成26年度に
おける車内事故の発生状況を見てみると
年間の発生件数は229件で

○急ブレーキ…31.9%(73件)
○乗客不安定姿勢…24.9%(57件)

が主な原因です。

そのため、立っている乗客に対しては…

「お近くの手すりをご利用ください」

座っている乗客に対しては…

「ドアが開いてから席をお立ち下さい」

などとアナウンスをしているわけです。

ただ、昨日はアナウンスをしても
止まる直前にズカズカと運賃箱に
駆け寄る乗客が多くて参りました。

あとはスマホです。

一番典型的なのは、
片手にビジネスカバン、
もう片方でスマホを操作しているので
手すりを持たないケースです。

これも日常茶飯事なので困ります。

(それで転倒しても文句言うなよ!)

と言うのが正直な心境なのですが、
その都度、先輩が昔言っていた

『路線バスの運転は乗客に多少の
緊張感を与えないとダメ!』

と言うセリフを思い出します。

要するに丁寧な運転をすると立っている
乗客は油断して手すりにつかまらないから
ちょっとGのかかる運転をして
自発的に手すりを利用させる。

と言うわけです。

それにしても、これだけ神経を使って
長時間労働に従事しても低賃金って
割に合わないですよね。

つい、ネガティブ思考になってしまう
今日この頃です。

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