路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

バス運転士の採用事情

今日は昼休憩で昼寝をしたあたりから
体の節々に違和感が…

(これは風邪の前兆!?)

幸い、夕方に乗務が終わったので、
今は自宅でのんびり過ごしていますが
熱を測ると、やはり微熱。

ここ数日、寒暖差が激しく
体調を崩しやすい状況でしたから
やられたのかもしれません(>_<)

さて、話はガラリと変わりますが、
メルマガを発行していると
他社で運転士をされている読者さんからの
メッセージや、運転士を目指す方からの
質問を多くいただきます。

その中でも特に多い質問が

『運転士の採用事情(求人)』

に関することなんですね。

先日も…

「採用に関連した記事を
書いていただけると嬉しいです」

と、読者さんからのお便りが
ありましたので、
今日はそんなご希望にお応えして
「運転士の採用事情」について
触れてみようと思います。

ただ、募集条件や試験内容などの採用事情は
地域や事業者ごとに異なりますので、
「参考」と言うスタンスでご覧ください。

■年齢は関係あるの?

よく「転職は30歳までが勝負!」
なんてことを耳にしますので
転職を悩まれる方も多いのでは?

しかし、バス業界に関しては
年齢制限の概念はほとんどありません。

と言うのも、
バス業界は慢性的な人手不足のため
人を集めるのに必死なんです。

そのため、

「60歳になって転職した!」
「50歳になって二種免許を取得した!」

と言う方も大勢います。

しかし、公営バスや大手バス会社など
「企業のブランド力」がある事業者は
若い方も自然と集まりますし、
キャリア形成も大切にしていますから
年齢が不利になることがあります。

私の感覚としては
公営バスや大手バス会社の採用時年齢は
40歳くらいが上限になっているような
感じがしますね。

ただ、乗務経験が重要視される
観光バスはこの限りではなく、

「50歳を超えていても
大手観光バス会社が採用してくれた!」

と言う話もよく聞きます。

■学歴は関係あるの?

次に学歴です。

「学歴は関係ありますか?」
「ありません!」

私はこの一言で終わらせてしまいます。

一言で終わらせてはいけないのですが、
運転士に学歴はほとんど関係ありません。

しかし、公営バスや大手バス会社は
筆記試験が行われることが一般的ですから
“学力”が有利に働くことはあり得ます。

他にも、大手は運転士以外にも
様々なポジションがありますので、

「生涯、運転士で行くのか?」
「運行管理者を目指すのか?」
「営業所長など幹部を目指すのか?」

など、ご自身の将来設計や
企業の方針によって異なるでしょう。

ただ、最近は「東大卒でもニート」
と言うことが珍しくない時代です。

同じように「大卒でバス運転士」
と言うのも不思議ではありません。

■新卒? 中途?

これまでバス運転士を採用する事業者の
ほとんどが「中途」で運転士を採用しており、
「新卒採用」は幹部候補生や総合職に
限定している事業者が多かったですね。

恐らく、大型二種免許の取得には
21歳以上で運転経歴が3年以上必要なため、

「新卒を採用しても免許が取得できない」
「免許がない人を雇っておく余力がない」

など、企業の現実的な部分が背景に
あったからだと思います。

しかし、慢性的な人手不足を背景に
中途採用だけに頼るのではなく、

「新卒を採用して会社が免許取得を援助」

など、

「まずは若い人を確保し運転士に育てる」

と言う事業者も増えてきました。

バス業界に限らず、
少子高齢化で若い人材の奪い合いが
予想されますから、
“先手”を打っているわけですね。

このように事業者の規模などによって
採用状況は全く異なりますが
バスの運転士が不足しているのは
間違いありません。

「バス運転士になりたい!」

と言う思いがあれば
事業者によって採用条件などは異なりますが

「比較的、叶えやすい夢」

ではないかと私は思っています。

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