23Dec
昨夜は大雨に見舞われた愛知県ですが、
今日は一転して快晴です!
しかも、学校は今日から冬休みですから
車内も道路も比較的静かでしたから
ストレスなく乗務できましたね。
そんな中、出社すると
『放送の送り忘れに注意…』
こんな通達が掲示されていました。
一般的な路線バスは車内放送に連動して
整理券番号(運賃)も変わっていくため
放送を送り忘れると運賃を取り過ぎる
可能性があるわけです。
典型的な例は、放送を送り忘れたため
途中で乗車した人が手前のバス停から
乗車したことになっており過収受になった。
と言うケース。
『そうならないように注意!』
と言う通達なわけです。
ちなみに、営業所にあるバスは
バス停でドアを開閉すると出発後に
自動で放送が開始されるのですが、
乗降がなくバス停を通過する場合は
運転士がボタンを押して再生させます。
そのため、ボーっと運転していると
送り忘れが発生するわけです。
私も独り立ちしてしばらくした頃
送り忘れたことが… (^_^;)
幸い、乗降客はいなかったので
問題にはならなかったのですが
これが原因で過収受になると
始末書が待っていますので
ヒヤヒヤしたものです。
とは言え、送り忘れても過収受を防ぐ方法は
あるのでヒヤヒヤしなくて済むのですが
さすがに新人の頃はそんな方法に
気が付く余裕はないですからね。
こんな感じで、バスの運行は運転士の資質に
委ねている部分がまだまだ多いわけですが、
最近はGPSと連動させて送り忘れを
防止する装置も登場したそうです。
ただ、装置の価格と運賃収入のバランスを
を考えると導入に踏み切れない事業者が
多いような気がします。
実際、私の営業所でも
この装置のことを上に話しても
「運転士の意識の問題でしょう…」
「そんなお金は無いよ」
と、冷笑されるだけでしょうからね。
でも、以前から書いていますが、
ヒューマンエラー(ミス)を防ぐには
「気をつけよう!」と言った精神論より
システムを導入するなど物理的な対処が
一番効果的だと思うのですが…
そんなことを考える今日この頃です。
■参考記事