路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

menu

路線バス運転士こーくんのブログ

車内放送を送り忘れた!?

昨夜は大雨に見舞われた愛知県ですが、
今日は一転して快晴です!

しかも、学校は今日から冬休みですから
車内も道路も比較的静かでしたから
ストレスなく乗務できましたね。

そんな中、出社すると

『放送の送り忘れに注意…』

こんな通達が掲示されていました。

一般的な路線バスは車内放送に連動して
整理券番号(運賃)も変わっていくため
放送を送り忘れると運賃を取り過ぎる
可能性があるわけです。

典型的な例は、放送を送り忘れたため
途中で乗車した人が手前のバス停から
乗車したことになっており過収受になった。

と言うケース。

『そうならないように注意!』

と言う通達なわけです。

ちなみに、営業所にあるバスは
バス停でドアを開閉すると出発後に
自動で放送が開始されるのですが、
乗降がなくバス停を通過する場合は
運転士がボタンを押して再生させます。

そのため、ボーっと運転していると
送り忘れが発生するわけです。

私も独り立ちしてしばらくした頃
送り忘れたことが… (^_^;)

幸い、乗降客はいなかったので
問題にはならなかったのですが
これが原因で過収受になると
始末書が待っていますので
ヒヤヒヤしたものです。

とは言え、送り忘れても過収受を防ぐ方法は
あるのでヒヤヒヤしなくて済むのですが
さすがに新人の頃はそんな方法に
気が付く余裕はないですからね。

こんな感じで、バスの運行は運転士の資質に
委ねている部分がまだまだ多いわけですが、
最近はGPSと連動させて送り忘れを
防止する装置も登場したそうです。

ただ、装置の価格と運賃収入のバランスを
を考えると導入に踏み切れない事業者が
多いような気がします。

実際、私の営業所でも
この装置のことを上に話しても

「運転士の意識の問題でしょう…」
「そんなお金は無いよ」

と、冷笑されるだけでしょうからね。

でも、以前から書いていますが、
ヒューマンエラー(ミス)を防ぐには
「気をつけよう!」と言った精神論より
システムを導入するなど物理的な対処が
一番効果的だと思うのですが…

そんなことを考える今日この頃です。

■参考記事

バス業界にも存在する日勤教育

 

LINEで送る
Pocket

関連記事

「優良バス会社への就職を加速させる」バス運転手総合サイト「バスギアターミナル」