25Jan
先週に引き続き雪の愛知県です。
ただ、先週よりは交通量は少なめだったので影響は限定的だったと思います。もっとも、先日の大雪の時は大渋滞が発生していたので、その教訓から車通勤を回避した人が多かったからかもしれません。
さて、今日は雪道に関するバスの走り方をお届けします。
…バスと言うよりトラックなどディーゼル車全般なのですが「排気ブレーキ」って装置をご存知ですか?
正直、大型車に乗ったことのない人以外は知らない装置だと思いますので簡単に機能を説明すると「排ガスの管に栓をしてエンジンに負荷を掛けてエンジンブレーキの作用を強化する装置」です。(ザックリとした説明なので突っ込まないでくださいね。)
ちなみに排気ブレーキを作動させた時、どれくらいのブレーキ力が得られるかは同じメーカーでも車両によって全然異なりますので一概に言えませんが、強力なものになると「ブレーキを踏んでいるんじゃないの?」と思えるほど減速する車両もあります。
余談ですが、排気ブレーキ作動時にはブレーキランプは点灯しません(点灯する車両もあります)ので、車間を詰めているとブレーキランプも点灯せずに減速してくる大型車にビックリすることもありますから車間にはゆとりを持ってくださいね。
そんな排気ブレーキですが、凍結した道路や雪道では「使わない」のが業界の慣例になっています。
理由は「いきなり強力なブレーキが作動することによってタイヤがロックしハンドルが効かなくなるから…」と言われていますが、私はそこまでの乗務経験がないので先輩の話を鵜呑みにしているだけです。(同業他社からの転職者や大型経験者はみんな同じことを言っていますね)
ただ、最近はタイヤのロックを防ぐABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を搭載している車両も増えていますので「車両や道路状況によって使い分ける」と言うのが正しい解釈のようですが、「こういった危険がある」と言うことを認識しておくだけでも不慣れな雪道を安心して走行できるような気がします。
と、同時に「経験者の話は貴重だなぁ」とも思います。
ちなみに雪に見舞われた愛知県でしたが、タイヤチェーンを巻くまでには至らずホッとした今日この頃です。