路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

「次から降車ボタンを押してくださいね。」と声を掛けたら…

日曜日は最高気温が一気に22度まで上昇し、今シーズン初の冷房を日中は使用したのですが、火曜日の今朝は一転して冷え込みがキツイ愛知県です。

さて、冷え込みのキツイ朝のラッシュは車内保温の観点からターミナルと言えども降車ボタンが押されない限り降車用のドアは閉めっぱなしにしています。いくら業務用のヒーターを使っているとは言っても乗車用・降車用両方のドアを開けっ放しにしていると車内は一気に冷えてしまいますから、極力ドアを開けている時間を少なくしようと努力しています。

そんな努力をしている朝のラッシュでのこと。

始発終着でもない通過地点のターミナルに到着、降車ボタンは押されていなかったので乗車用の中扉を開けたのですが、同時に運賃箱の近くに立っていた女性客が運賃箱に料金を入れようとしています。

(降りるのかな?)

ターミナルで降車ボタンを押さずに降りようとするシチュエーションは結構多いので「降りますか?」と声を掛けて前扉を開けます。このままスルーしてもよかったのですが、今後のこともあるので一応「すみません。次から降車ボタンを押してくださいね」と”優しく”声を掛けたのですが…

「ボタンが無かったんです!!」

と、いかにもこちらの不手際のようにムッとした表情で返答してきます。

「そうですかぁ。すみません。」とサラッと流して降車してもらったのですが、実は、女性から50cmも離れていない場所に降車ボタンがあるんですね。しかも、立っている人でも押しやすい位置に…

正直、「こちらにありますので…」と言いたいところなのですが、嫌味と思われて「あの、運転士が…」とクレームになるのも面倒なのでサラッと流したわけです。(言ったら嫌味には違いありませんが…)

「次から降車ボタンを押してくださいね。」

(たったこの一言が余計な一言だったのか?)

とはあまり思っていませんが、朝から何とも嫌な気分になる出来事です。

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