路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

名古屋遠征日記。話題の市バスに乗りましたが良い感じだった話。

今日はお休みです。

土日に休みとなると子供たちの面倒をみなければ行けないのでプライベートな時間はあまりないのですが、今日は所用で妻と子供がお出かけしていますので日中は一人で過ごすことに。ちなみに”週末別居”とかではないのでご安心を(-_-;)

とまぁ、冗談はさておき日頃はインドアタイプの私ですが良い天気でしたので名古屋に遠征することにしました。

うっかり写真を撮り忘れてしまったのですが、名古屋駅の周辺はリニア開業を見据えた再開発が進んでおり、以前訪れたときより景色がガラッと変わっていましたね。

さて、名古屋の路線バスと言えば名古屋市交通局(市バス)がおなじみなのですが、土曜日・日曜日・祝日は地下鉄・市バスが乗り放題の「ドニチエコきっぷ」というフリー乗車券が大人600円で販売されているので、これを購入してお出かけです。

それにしても600円で乗り放題とは結構お得な感じがします。

そして、いよいよ乗車です。

正直、バス運転士になって他の社局のバスに乗る機会はめったにないので少々緊張したのですが、市バスは前乗りなのでドアが開くといきなり運転士さんが目の前です。

最初に乗ったバスはたぶん同じくらいの年齢だと思うのですが、やさしそうな感じの方でしたね。

今日は土曜日で道が空いていたこともあり、時間調整をしながら運転されていましたが、乗客が私を含めて4・5人しかいなくても「37分の発車です。しばらくお待ちください。」とか、「○○町、通過します。」とバス停ごとにアナウンスされていました。

また、信号を通過するごとに「信号よし」と喚呼されていましたので、ニュースで騒がれるほどの印象はありませんでしたが、調べてみるとその路線は三重交通が委託を受けて運行していた路線なので、交通局の職員ではなかったようです。

三重交通では喚呼が通常なのかもしれませんね。

名古屋市交通局市バスに乗車

さて、次に乗ったバスは「地域巡回バス」と呼ばれるコミュニティー色が強い路線でこちらは中型のバスが充てられていました。こちらは交通局の運転士さんのようです。

こちらも前扉から乗るのでいきなり運転士さんと対面ですが、パッと見「そちら方面の方ですか?」と言いたくなるほど強面の方でした(>_<) ただ、出発すると運転士さんの車内アナウンス(行き先や自己紹介など)があったのですが、第一印象より優しい感じでしたね。こちらの方もバス停ごとにアナウンスされていましたし、アナウンスも話し言葉のようで親しみが持てる感じだったので、「人は見た目で判断しちゃいけないな」なんて思います。 それにしても、信号待ちのときにエンジンが止まったときのシーンとした車内空間はやはり辛いですね。お腹がなったら響き渡るほどの静けさなのですが、アイドリングストップ機能は常時ONのようです。私の場合はエンジンカットをするときは前もって送風機や換気扇を作動させておき、静寂とならないようにしていますが、あの静けさはある意味怖いです。 あと新発見としては、降車ボタンと連動している音声は「次、止まります。"バスの扉が開いてから"席をお立ち下さい」とアナウンスされているようです。私の場合は「バスが止まってから」と言っていますので、「扉が開いてから…」とアナウンスするのもアリかもしれません。でも、車内を見ていると扉が開く前に立つ人の割合が多かったですね。 とまぁ、夕方には帰らなければいけなかったのでほん少しの乗車体験でしたが、世間やメディアで騒がれるほどの悪い印象は受けませんでした。やはり、真面目に乗務している方は多いのに、公営であるがために些細なミスや変な対応がメディアで取り上げられ騒がれるような感じです。 運転士3年目の私が言うのは差し出がましいですが、同業として安全運転で頑張って欲しいと感じた名古屋遠征でした。

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