8Mar
先日発生した軽井沢での転落事故を受けて国交省は貸切バス全車にドライブレコーダーの設置を義務づける方針を決めたそうです。
「近く省令を改正して…」とありましたから「今後、新車導入時は…」などではなく、「年式に関わらずすぐ付けなさい」のような感じになりそうです。ちなみに「省令」と言うのは法律の下で担当大臣が定めた命令のことです。
国会で「貸切バスにはドラレコを…」と細かな部分まで審議していては時間が全然足りませんので、国会では法律の大切な部分を定めて、細かな部分は担当する省が法律の範囲内でルールを決めていくと言うわけです。「憲法→法律→政令→省令…」と言う感じだそうです。
※法律家ではありませんので間違っていたらごめんなさい(-_-;)
さて、このニュースを聞いた私の感想ですが、『何を今頃… ドラレコは当たり前でしょ!』と言うのが本音です。以前、ブログでも書いたのですが、私は通勤途中に信号無視の車と衝突しそうになったことをきっかけにマイカーにドラレコを付けました。
正直、こちらに過失がなくても相手が根も葉もないことを言って責任逃れをすることは考えられますからね。実際、深夜早朝などで目撃者がいないときはこちらの主張を証明することも難しいですから映像を記録するドラレコは大切だと思います。
ただ、このニュースを聞いて驚いたのが、「設置義務がないので普及率は2割程度…」と言う内容です。確かに、前方・室内・後方・側面など多数のカメラを備えた業務用のドラレコは10万円以上するそうなので、多額の投資になるには違いないのですが、「前方だけなら2万もあれば買えるじゃん」と思ってしまいます。
正直「普及が2割」って、今のご時世”危機意識”が薄いような気がしますね。保険に「ドラレコ装着特約」みたいなものが少ない(個人向けはない)のも普及しない原因かもしれませんが…
話は変わり、ドラレコで常時撮影されることに違和感を感じる運転士もいます。しかし、個人的には良くも悪くも証拠になりますから、「ドラレコが付いているので安心」と思っています。
でも、回送中に車内マイクで熱唱していて運悪く事故ってしまうと点呼場で映像を見るとき悲惨な結末が待っているのは言うまでもありませんが…(苦笑)
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