路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

不可解なダイヤ!?

「絶対に時間通り運行できないダイヤ」「渋滞を考慮していないダイヤ」など運転士をしていると運行ダイヤに不満を持つことが多々あります。

結構な頻度で…(-_-;)

ただ、不思議なものでコミュニティバス(自治体)を運転していると「余裕ダイヤで比較的定時に運転することができる」「他のコミュニティバスと接続を意識している」「お役所仕事的に走らせているだけ」などダイヤに対する意識が異るのを肌で感じることができます。

さて、今回はとあるコミュニティバスの不思議なダイヤを紹介してみましょう。

路線は2系統あり、駅から途中の団地までは並走し、団地から二手に枝分かれする至ってシンプルな路線です。

【A系統】駅~団地~病院
【B系統】駅~団地~学校

こんなイメージでデイタイムは1時間に1本の頻度で運転されています。

で、何が不思議かと言うと「駅の出発時刻」です。

A系統 12:00発
B系統 12:05発
A系統 13:00発
B系統 13:05発

と、こんな感じです。

途中にある団地まで乗車する人は先発のA系統に乗るのでA系統は混雑気味、一方のB系統は団地より先に行く人しか乗らないので閑古鳥という具合です。

こう言う路線だと普通は…

A系統 12:00発
B系統 12:30発
A系統 13:00発
B系統 13:30発

このようにすれば団地までは30分ヘッドの運転となり乗客の利便性も上がると思うのですが、なんとも不思議なダイヤ編成に運転士仲間からも「もう少し、考えたらいいのに…」と声が上がるほどです。

自治体にしてみれば「走らせている」という感覚なんでしょうね。

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