路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

あと少しで車庫なのに…

台風が過ぎた途端、
一気に涼しくなったような気がしませんか?

今朝は4時台に起きたのですが、
自宅を出ると外はヒンヤリしていましたね。
ふと、車にある温度計を見ると24℃。

(プールに行く人いないだろうなぁ~)

なんてことを感じつつ営業所に向かいます。

そして、乗務がはじまるわけですが、
つい、先日まで「朝から冷房ガンガンで…」
なんてことを書いていましたが、
結局、6時台はエアコンOFFでしたね。

(もう秋かぁ。)

なんてことを感じつつ
ふと、ターミナルを見渡すと
客席の窓を開けているバスがちらほら。

確かに窓を開けて走るのも
気持ちがいいものです。

ただ、私の場合は、トラックと対向すると
排気ガスが直撃することもありますし、
バスの浄化装置が作動して
「ゲホッ… 匂いが!」
と言うこともあるので、回送以外は
客席の窓は閉めて走っています。

ちなみに浄化装置とは、バスやトラックに
搭載されている排気ガスの黒煙を防ぐ
フィルターのことで、ここにたまったススを
燃焼させて浄化させる装置のことです。

車種や年式によって状況は異なりますが
これが作動すると独特な匂いを発し
エンジンも切ることができません。

さて、朝が清々しいおかげで
ストレスもあまり感じることなく

「今日は珍しく、ストレスなく
乗務を終えることができるぞ!」

と思ったのですが、
世の中、上手くいかないものです。

それが先程の”浄化装置”です。

普段は走行中に作動することが多いので、
転回場など長時間停車するケースで作動する
ことは比較的少ないのですが、乗務を終え
あと少しで車庫に到着と言うタイミング。

信号待ちで停車すると
エンジンの回転数が上昇。

(まさか…)

ふと、表示灯を見ると
浄化装置作動を示すランプが点灯…

(なぜ、今?)

と、思わずため息。

普段なら、日報などをパパッと処理して
営業所を後にするのですが、
車庫に到着しても浄化装置作動中…

(いつになったら帰らせてくれるの?)
(休憩中に強制浄化*すればよかったなぁ)

おかげで、10分くらいタイムロスした
今日この頃です(-_-;)

■補足

*強制浄化とは?

通常は自動で浄化装置が作動しますが、
運転士がボタンを操作することによって
浄化装置を強制作動させること。

任意浄化などとも言いますが、
自動浄化と異なり、断続的な停車が
必要なため、場所や時間など使用には
一定の条件が求められます。

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