7Mar
「バス停にバスを止めようと思ったら乗用車が…」
運転士にしてみればこんなことは日常茶飯事の光景です。
先日、終車を担当したときのこと。
さすがに22時過ぎともなると人も道路も閑散としているのですが、とある駅のロータリーにあるバス停に着けようとすると乗用車がバス停の前に止まっています。
さて、問題です。
このとき、私が取った行動はどれでしょう?
(1)パッシングをした。
(2)クラクションを鳴らした。
(3)無視
正解は
↓
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↓
↓
↓
(3)無視
無視と言うよりは乗用車の前に”かぶせて”止まった感じですね。
かぶせて止まらないと乗用車が動き出して乗降に危険が生じますから乗用車の動きをブロックさせるとともに「あんたの車、邪魔!」とアピール(ささやかな反撃)しているわけです。
今思えば、運転士になったころはカチンときてパッシングやクラクションなどを使ったこともあるのですが、ある頃から「そんなことでイライラしても損」という心情に変化してきました。
と言うのも、パッシングやクラクションでも移動しない車もありますし、そんなことでストレスが溜まるのも疲れますよね。
それにクラクショントラブルに巻き込まれて余計な労力や時間を費やすリスクを考えると”無視”するのが妥当なわけです。
「停車及び駐車を禁止する場所」
乗合自動車の停留所又はトロリーバス若しくは路面電車の停留場を表示する標示柱又は標示板が設けられている位置から十メートル以内の部分(当該停留所又は停留場に係る運行系統に属する乗合自動車、トロリーバス又は路面電車の運行時間中に限る。)
道交法44条より抜粋
このように、本来はバス停前に乗用車を止めていること自体が違反なんですが、パッシングやクラクションを鳴らして喰って掛かってくる輩の多くは自分の違反行為は顧みないですから相手にしないのが賢明です。
私自身はこのようにストレスをためないような運転を心がけているのですが、車椅子・小さな子供連れ・杖を使った高齢者などどうしても歩道に寄せなければいけないことも多々ありますので、バス停前の駐車は勘弁して欲しいのが本音です。
余談ですが、外国では乗用車がバスレーンに進入するとカメラの映像を基に違反切符を切る国があるそうです。
駅のロータリーとか主要なバス停にこのシステムを導入してくれると運転士の心も救われるのですが、そんな日はいつ来ることやら…