16Mar
いつものように出勤の点呼を済ませバスの鍵をもらって始業点検をします。
始業点検の順序としては、タイヤ・エンジンルーム・車体の傷チェックなど車外の点検を済ませてからエンジンを始動し、ライト・室内灯・放送装置などの電装品を確認するのが基本的な手順です。
「寒いから早くエンジン始動しよう!」
寒いこの時期は早くエンジンを始動したいのが本音なのですが、暖かいエンジンルームに猫などが入り込む可能性もあるのでエンジンルームのチェックはエンジンを始動する前が必須ですね。
実際、他の営業所でも「動物がエンジンルームに入り込み…」と言う不幸な事故もあったとか…
さて、そんな今朝もいつもと同じように点検ハンマーでタイヤのボルトをチェックし、エンジンルームを開けてオイルやベルトの張り具合をチェック。
そして、キーを差し込んでエンジン始動!!
…と思ったのですが、キーが回りません。
(えっ!?)
しかし、キーに添付されている車番をよーく見ると「5243」の文字が印字されています。
また、運転席に書いてある車番を見ると「5242」の文字が…
(あ~~~~、やっちまった~~)
完全に”車両間違い”ですね。
ここで何事もなかったかのように車両から離れることができればよかったのですが、運の悪いことに「5242」に乗務する先輩とニアミス。
「おはよう! どうしたの?」
不思議そうな顔をして問いかける先輩に…
「先輩のために、始業点検しておきましたよ!!」
と、気の利く冗談を言って逃げるように車両から離れます。
(バレてるだろうなぁ~)
気を取り直して、改めて「5243」のタイヤのボルトをチェックし、エンジンルームを開けて、オイルやベルトの張り具合をチェックします。
(やれやれ~)、
2台分の点検を済ませ点呼場に行ったのですが、さっそく助役から「車両間違えたみたいだね。」と笑顔で話しかけられます。
(情報、早っ!)
毎度のことながら「情報が回るのが早い会社だなぁ」と感じた今日この頃です。
でも、こういう笑い話でみんながリラックスして出庫できるのはいいかもしれませんね。
(案外このミスは多いんですよ)