26Mar
高校の修了式も終わり、いつもなら高校生で埋め尽くされるバスもこの期間だけは閑散としています。
ただ、春休み・夏休み・冬休みと言っても「進学校」と呼ばれる学校では休み返上で特別講習が行われているらしく利用率は高めです。反面、進学校とは言われていない学校（？）の利用率は低めです。
ちなみに私が通っていた高校は後者に属しますが、だからと言って”青春を謳歌”していたわけでもないので、アラフォーの今、青春系のアニメ作品や学園系のドラマを見ると、ついため息が出てしまいます。
さて、この時期に利用する学生さんは大きく3つのタイプにわかれます。
一つ目は進学校の特別講習組です。
まさに”受験戦争”と言う言葉がぴったりの学生さんです。車内でも教科書や参考書を見ながら乗車しているので一目瞭然です。
二つ目は部活動です。
スポーツバッグや楽器などを持って乗車してくるのでこちらも一目瞭然です。ただ、行きはともかく帰りの便になると清感スプレー（ボディースプレー）の臭いが充満しますので換気扇＆マスクが欠かせません。
意外にと言うと失礼かもしれませんが、男子より女子のほうが清感スプレーの臭いがキツかったりします。（やっぱり色々気になるお年頃だからでしょうか…）
そして、三つ目が補習組です。
さすがに4年以上もバスの運転士をやっていると、外見からなんとなく「この子、補習かな？」と言うのがわかるようになってきます。容姿だけで判断してはいけないのでしょうが、それ以上に顔の表情でなんとなくわかりますね。
一応、営業＆サービスマンでしたから表情から「今から補習かぁ、めんどくさいなぁ」と言う雰囲気をなんとなく読み取ることができます。
中には「補習、なんでこんなに朝早いの！」とクラスメイトに愚痴りながら、周囲に補習であることをアピールしながら乗車している子もいるのですが、毎回「だったら、テスト前だけでも勉強しようよ」と思いながら運転しています。
さすがに運転士歴4年ともなると、そんなことを考えながら運転する余裕も出てくるわけですが、アラフォー運転士から高校生のみなさんに一言。
『青春、楽しめるのは今だけだよ！』
