8Jun
例えば、二車線の道路を走っていても「車線変更して入ってくるならどうぞ」、ダイヤが遅れていても「僕のせいじゃないし、文句があるならダイヤを組んだ人に言ってください。」と言う気持ちで、なるべく余裕を持った運転を心がけています。
もっとも、新人の頃は「割り込んできた車にイラッ!」「ダイヤが遅れているとイラッ!」としたものですが、ある程度慣れてきた頃から「これで事故るのもバカらしいし…」と心境が変化しましたね。
さすがにバスを毎日運転しているとヒヤリとしたことが何度かありますが、こう言うヒヤリってイライラしていたときに起きやすいので”冷静”を心がけるようにしています。
…が!!
さすがに今朝は「このヤローーーー!!」とカチンと来たヒヤリがありましたので紹介しましょう。
それは歩道から急に車道に出てくる”自転車”です。
バスと併走していた自転車が車道に急に進路変更し接触する事故を度々耳にします。
実際、私の営業所でもかつて同じような事故があったそうなので気をつけているのですが、朝のシチュエーションは併走からの進路変更と言うより、路地からの飛び出し&車線変更をしてきた『極悪野郎(感情がこもっていますので、ちょっと下品な言葉でスミマセン)』です。
とある交差点に差し掛かったとき、ほぼ同時に左側の路地から勢いよく出てきた自転車。一瞬、歩道に入りバスと併走したその自転車は次の縁石の切れ目で急に車道に飛び出してきます。
「おっっっ!!」
急ブレーキではないもののちょっと強めのブレーキを踏んだのですが、私のバスがあと少し歩道に寄っていたら接触事故だったかもと言う状況。
その自転車はかなりのスピードでそのまま走り去って行きましたが、後ろ姿を見る限り「大人の男性」です。
乗客の手前「冷静」を装ってその後も運転しましたが、内心ドキドキです。
ちなみにドキドキって「ビックリした」と言うより、『ボルテージがMAX(血圧上昇)』でドキドキしたと言う意味ですよ!
まぁ、これが私のバスでなくちょっと怖い系の方が運転する乗用車だったらトラブルになっていたかもと言うレベル。
もちろん、このようなケースはよくあるので自転車を追い抜くときには縁石が切れていない部分で追い抜かすなど気をつけてはいるのですが、今回のケースは単純な進路変更と言うより、路地からかなりのスピードで急に飛び出してくる悪質さ。
正直、最近は自転車の運転マナーが世間の感心を集めていますので、一昔前に比べればまだマシになったかもしれません。
しかし、免許制度じゃないせいか「スマホ」「イヤホン」「逆走」「信号無視」などのマナー違反(交通違反)はまだまだ多いような感じがします。
最後に、バス運転士の場合、真面目に運転していてもこんな自転車相手に事故を起こせば最悪”失職”です。
本当、バスの運転士は因果な商売だと思いますよ。