30Sep
バス業界はとにかく人の入れ替わりが多い仕事なので「新人です。よろしくお願いします!」と言ってくる人が私より年上と言うことが日常茶飯事。
ここで「はい。よろしく!」と先輩風を吹かせるのか、「いえ、こちらこそよろしくお願いします!」と謙る(へりくだる)のかでその後の人間関係が変わってくることも多いわけですが、私は一貫して”後者”ですね。
前職がウェディングプランナーと謙って話すことに慣れていることもあるのですが、年上の後輩と言っても人生の先輩ですし、ハンドル歴が長い方もいるわけですから先輩風を吹かせることはあまりありません。(と自分では意識していますが…)
さて、私の営業所では新人さんが入社すると、副班長・班長・主任と言った役職者が指導を行うのが慣例になっているわけですが、勤務の関係から完全マンツーマンと言うわけではありません。
そのため、同じ週で複数の新人さんの横乗り指導を行うことも珍しくはないのですが、やはり「経験者」と「未経験者」では安心感が異なるのが正直なところです。
先日指導(新人さんが運転、私が横乗り)した、私より年上のAさんとBさん。
Aさんは大型車の経験は豊富ですが”バス”の経験はありません。
ただ、運転には安定感がありますので、指導内容も「あのバス停から乗る乗客は足が不自由なのでニーリングを使った方がいいですよ」「次のバス停は所要時間に余裕があるので早発に注意してください」などアドバイス的な部分が多くなります。
一方のBさんは大型車の経験はありません。
そのため、Aさんに話したアドバイス的な内容より「自転車が併走していますから左折時注意してくださいね」「信号変わるのでアクセル緩めてくださいね」と、自動車教習所の指導員のような内容が多くなります。(もちろん、個人差があるのは仕方がありません)
単独乗務がはじまり数年。
今までは一人で気兼ねなく運転していたのですが、このように「指導する立場になって思うこと」と言うのは色々あるものですね。
ちなみにその後、Aさん・Bさんとも単独乗務にステップアップしています!