路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

menu

路線バス運転士こーくんのブログ

寒い冬、車内保温のため出発までドアを閉めています。

寒いですね。

この記事を投稿しているのは1月13日なんですが、今朝の愛知県の最低気温は-2度。寒いです。

始業点検を済ませてエンジンを始動してもなかなか水温は上昇せず、「天然冷凍庫」の状態で始発地点に回送しています。

このブログでもおなじみの水温を強制的に暖める「プレヒーター」が装備されている車両ならいいのですが、これが装備されていない車両だと地獄ですね。と言うより、「客商売なんだから全車装備しろよ!」なんて声も他の運転士から聞こえてきます。

ちょっとした愚痴になりますが、車両の購入に携わる管理職の方やお偉いさんは、ハンドルを握ったことのない人がほとんどなので、コスト重視でこのあたりの気持ちがわからないんですね。

ちなみに、気になる温度ですが、例えばプレヒーターのない車両で「始発場所まで車庫から回送で30分」「片道1時間の行程」「日が昇る前の始発」の場合、出庫時の車内温度は0度、始発バス停で4度、終点到着で10度に届くか? と言った感じです。(プレヒーターがあれば車内温度は全然違うのですが・・・)

そして、乗客から「寒いよ!」と言われるのは運転士で、その頃、プレヒーターのない車両を購入したお偉いさんは「まだ暖かい布団の中」なんてことも・・・。まぁ、それが「社会の構図」と言えばそれまでなのですが、最近、私の会社では「運転士」と「管理職」の溝が大きくなっており、それが影響してかどうかはわかりませんが、離職が目立つ状態です。

・・・と、話しが逸れてしまいましたが、どれだけ暖房を「MAX」にしてもドアを開ければ一瞬で極寒に戻りますので、この時期は少しでもドアを開けている時間を短縮するように心がけています。

このあたりは事業者の方針や運転士の感覚に委ねられる部分も大きいので、私個人の対応法になりますが、例えば、始発のバス停に3分前に到着してバス停で待っている乗客が乗車したら、「車内保温のため一旦ドアを閉めます」とアナウンスしてから発車時刻までドアを一旦閉めます。もちろん、途中のバス停も時間調整も乗客がいなければドアは閉めたままです。

こうしないと、プレヒーターのない車両は太陽の日が差し込むか、満員による乗客の熱気でもないと温度は上がりません。

ただ、ドアを閉めているときも、乗客がバスに歩いてくることもありますから、左ミラーを気にしないといけない負担や、出発直前にドアを開閉して万一に備える動作がありますが、運転士も寒いので仕方ありませんね。

まぁ、暑い夏は冷房効果を高めるため、寒い冬は車内保温のため、こんな感じで乗務しています。

LINEで送る
Pocket

関連記事

「優良バス会社への就職を加速させる」バス運転手総合サイト「バスギアターミナル」