路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

舌うちをする乗客から、缶コーヒーを運転士にくれる乗客まで、路線によって雰囲気が異なる話。

駆け込み乗車ならぬ駆け込み降車

「路線バス」と一口に言っても、住宅街の路地を小さなバスで走り抜けるコミュニティバス、国道や県道など幹線道路を大型バスで走る基幹バス、TV「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で登場するようなローカル線などタイプはさまざまです。

ちなみに私が住む愛知県は名古屋市があるので都会(東京の人から言わせれば「田舎」なのでしょうが…)のイメージが強いのですが、名古屋市がある尾張地方の人口比率が全体の7割を占めていることもあるので、名古屋市を除けばローカル色が強いのが正直なところです。

実際、私の営業所で走る路線バスも毎時数本ある路線から、1日数便しかない路線など様々です。

「信号に引っかかると”舌うち”するサラリーマン」

「駆け込み乗車が多く、降車時は早く電車に乗り継ごうと急ぐ駅ターミナル」

「登下校の時間帯は高校生で超満員になる郊外路線」

「缶コーヒーやカップラーメンを運転士に差し入れしてくれる年配客」

「乗り遅れると次のバスまで2時間待ちなので、走ってくる乗客を待つこともあるローカル線」

「車椅子の利用が多いコミュニティ路線」

「降車時に両替をする乗客に対し”早くしてよ”と声を荒げる他の乗客」

「バスが10分以上遅れても乗車時に”お願いします”と声を掛けてくれる年配客」

このような光景を運転士は目の当たりにしているわけですが、路線によって客層(雰囲気)は全く異なることに驚かされます。まぁ、想像の通り、ローカル線はのんびりした雰囲気で、ビジネスマンが多く利用する路線は忙しい感じです。

恐らく、このブログを見ている方の中には「路線バスの運転士になろうかな?」と思われている方もいるかもしれません。

冒頭にも書いたのですが「路線バス」と一口に言っても、地域や路線によって乗客の雰囲気は全く異なりますので、あまり固定概念に捕らわれないようにしてくださいね。

ちなみに、私が好きなのは「ローカル線」です!

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