路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

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路線バス運転士こーくんのブログ

38℃の炎天下で「バス停の前で待っていてください!」は酷でしょう。

今朝、スマホで天気予報の画面を見てあ然としたのは「最高気温38℃(名古屋)」の表示。

正直、名古屋市はヒートアイランドの影響もあるでしょうから、山間部も含めた愛知県全域で見ればもう少し低いのかもしれませんが「38℃って一体何?」って思いますよね。

そんな中、今日の乗務は通し勤務です。

さすがに出勤する朝5時台は「涼しい」と言う印象だったのですが、太陽が昇り車内に日が差し込むともうダメですね。ラッシュ時から冷房は強風だったのですが、いつまでたっても弱風に切り替わることもなく夕方突入です。

おまけに真夏でも制帽着用ですので暑さから頭の中が「ほわぁー」をなることも多々。一応、ポカリスエットも携帯し水分補給もこまめにしているのですが、暑さからの疲労はたまりません。

そうなると思考回路もオーバーヒート気味で…

「車内での携帯電話」
「ウィンカーなしの割り込み車両」
「バス停を発車しようとしている中の無理な追い越し」
「立って乗っているのにスマホを操作して手すりにつかまらない乗客」

などなど、いつもなら割り切っていることも、なんだかイライラしてきてしまいます。しかし、道路工事現場を通過すると「まだ、バスは冷房が効いているからマシなんだなー」と、作業員を尻目に冷静さを取り戻すことも多々。

本当、この暑さだけは勘弁してほしいです。

さて、こんな日の乗務で気を付けたいのが“バス停での積み忘れ”です。

あくまでお客様(人)ですので「積み忘れ」という表現はよくないのかもしれませんが、待っている人に気が付かずバス停を通過してしまったりすることを「積み忘れ」とか「誤通過」などを言って表現しています。

さすがにバス停の目の前に立っている人に気がつかないのは問題ですが、この時期は炎天下から避難するためにバス停から離れたビルの軒下や木陰などで待っている人も多いので積み忘れが発生しやすいのです。

また、バスが接近するのを見て慌てて軒下や木陰から飛び出してくる人もいるので、バス停通過時は止まるつもりでいかないと急ブレーキを踏まされてしまいます。

「今日も木陰に人が隠れていてバス停を通過しそうになったよ」

この時期はこんな話題で持ちきりになりますね。

普段であれば「すみません。バス停の前で待っていてください!」と、案内をするのですが、さすがに屋根もない炎天下のバス停で、いつ来るかわからないバスを待っている人(特に高齢者に多い)に言うには酷な話ですので、この時期だけはこちらが注意して運転するようにしています。

いずれにしても「早く暑さのピークは過ぎてほしい」とだけ思う今日この頃です。

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