10Jan
冬休みも終わって正月モードも”完全終了”な感じですね。
そんな中、新年早々の1月7日に発生した路線バスがアパートに突っ込む事故には驚かされました。最初は「スリップ事故?」とも言われたのですが、どうやら事故直前から仰向けになった状態の映像がドラレコに撮影されていたそうなので「体調の急変が原因ではないか?」と言われています。
それにしてもドラレコってやっぱり大切ですよね。私も信号無視の車が突っ込んできそうになったのをきっかけにドラレコを付けましたが、これからの時代、映像がもっと重要視されていくような気がします。
参考サイト:ドラレコ比較.com
さて、こういうニュースの時に「点呼時には異常が無かった…」と言う文言を聞くのですが、正直、点呼時に異常が無くても運転中に体調が急変する可能性はゼロではありませんので、正直、点呼時の健康状態確認は”形式”のような感じがします。
もちろん、確認すること自体は大切なので否定するつもりはないですが、腹痛や運転中にカッなって血圧が急上昇なんてことも考えられますから、点呼時より運転中のほうが重要な気がします。
そこで個人的には「デッドマン装置」を導入したほうが良いのではないかと思っています。
デッドマン(Deadman brake)とは、鉄道で普及している装置のひとつで、運転士が意識不明などに陥った場合に列車を停止させる装置のことで、ハンドルから手を離すと非常ブレーキが作動するタイプ、一定時間操作がないと作動するタイプなど色々な検知方法があるのですが、いずれにしても運転士の異常を検知して自動でブレーキを掛けてくれるシステムのことです。
もちろん、線路上を走る鉄道と一般道を走行するバスでは運転環境や走行環境が異なりますので、鉄道のシステムをそのままバスに導入とはいきませんが、運転士の年齢層も少子化の影響で高くなっていますのでシステムの開発は必須だと感じます。
運転士自身の体調管理も大切には違いないのですが、体調の急変は人間である以上避けて通れないリスクの一つだと思います。やはり、こういった”人の不測事態”はシステム的に防ぐしかありませんから、開発・導入の必要があるように感じますがいかがでしょう?