路線バス運転士になった元ウェディングプランナーの乗務日誌

menu

路線バス運転士こーくんのブログ

鬼ダイヤ

昨日は朝からの乗務(早番)でした。

数年前の話になりますが、私の営業所で大幅なダイヤ改正が行われ、朝夕は道路渋滞が考慮された余裕ダイヤになりました。例えば、始発から終点までの所要時間が60分の場合「朝と夕方は混雑を想定して75分に所要時間を設定する」と言うような感じです。

おかげで時間に対するストレスは7~8割軽減されたのですが、朝走る一つの便だけ「なぜ、この便だけ余裕がないの?」と言う『鬼ダイヤ』が存在します。

もう、お察しかと思いますが、昨日がその”鬼ダイヤ”が含まれた行路です。

運転士の勤務はローテーションなのでこの鬼ダイヤに当たるのは一か月か二ヶ月に一度くらいなのですが、巡ってくるとブルーになるのが本音です。

さて、どんなに遅れが生じても急発進や急減速はご法度ですので、「車内中ほどにお詰め下さい!」「発車します。お立ちの方は手すりや吊り革をご利用ください!」などのアナウンスをいつもより”5割増し”にしてなるべくスムーズな乗降と安全運転によって遅れないように頑張ります。

とは言っても時間が気になるのが正直なところです。(だって人間だもの…)

会社は「遅れをスピードで回復するな!」「遅れたら時間を気にせず走れ!」「別に、がんばらなくていい!」などと言うものの、バスが近づいて来たら時計を見るバス停の乗客、信号に引っかかるとため息をつく客席の乗客など、運転士は運転士なりのストレスにさらされているのです。

そんなネガティブなこと考えつつ、いよいよ出発です!

「○○行、発車します!」とアナウンスを入れドアを閉めます。ただ、幸運なことに後続車もなくジャストタイムにバスポケット(駐車帯)から滑り出すことができました。

このバス停は後続車がいると出発だけでも数十秒はロスするので「これは、幸先がいい!」とテンションが上がりましたね。

「よし、これの調子で…」

と思ったのもつかの間、300mほど先の信号が黄色に!

「あれっ!?」

いつもは青信号(最悪ギリギリ)で通過できる信号が黄色に。

「なぜだぁーーーー!」

私の心は、わずか300mでポッキリ折れたのでありました。

結果、終点には15分遅れで到着し”着発”で折り返すことになったわけです。

もっとも、この鬼ダイヤは100%遅れるので乗っている人も「いつものこと」と言う感じなのでしょうね。とは言っても「お急ぎのところ、遅れましてご迷惑をおかけします」と言うアナウンスも”5割増し”で入れておきましたが、次の運転士会議の議題はこの”鬼ダイヤ”で決定ですね。

LINEで送る
Pocket

関連記事

「優良バス会社への就職を加速させる」バス運転手総合サイト「バスギアターミナル」