5Sep
久々に晴れ模様の愛知県です。
それにしても朝晩は涼しくなりましたね。と言うより、夜寝ているときに窓を開けておくと寒いくらいです。
すっかり秋の様相なのですが、私の秋と言えば「サンマ」と「秋味(ビール)」です。これがまた絶妙なのですが、運転士ともなるとお酒が飲める日も乗務に支障しない日に限られているので、この組み合わせを楽しむことができるのは数日先になりそうです。
さて、今日は行楽日和な土曜日でしたね。
以前、「マクドナルドのアプリが改悪され客離れが加速する雰囲気。でも、路線バスにはありがたい話」と言う記事の中で、土日のお昼ともなるとドライブスルーを待つ車が一般道にまで溢れ出て渋滞を引き起こしていた(過去形)と言うことを書きました。
今年初めのチキンナゲット異物混入問題が発生するまで、マクドナルドの前は渋滞し運行するバスにも影響が出ていたのですが、あの騒動からかなりの月日が経ちましたが、未だに客足は増えないようで今日もスイスイでした。
「そういえば、マックの前は渋滞してたね。」
と言うような他の運転士との会話もいまや過去形で語られています。
数か月ぶりの「すき家」で…
一方、ドライブスルーを展開する飲食店のひとつに「すき家」があります。
ただ、こちらも勤怠管理の問題が明るみになってからはドライブスルーそのものが稼働できないほどの人員不足に陥り、客足も遠のいてしまいましたから今でも渋滞を引き起こすことなくスイスイ通ることができます。(と言うより、すき家のドライブスルーはマクドナルドと食の性質が異なるのでそこまで利用はないと思いますけどね。)
さて、個人的には結構な頻度で通っていたすき家ですが、騒動直後、新人とベテランのたった2人でお昼のピークを切り盛りしている光景を見てからは行っていません。(忙しいのがひしひし伝わってきて、水を頼むのが申し訳ないくらいでしたから…)
そんな出来事から数か月。
先日、妻と遠出をしたので「夕飯は久々にすき家で牛丼を買って家で食べよう!」とドライブスルーで牛丼の並み盛りを二つ買ったのですが、家に帰って牛丼を開けてみると「えっ!」と思わず目がテンになりましたね。
その理由は、同じ並み盛りでもお肉の量が明らかに違っていたからです。
そのまま食べても良かったのですが、話のネタにダイエットで使っている計量器で重さを計ってみました。
ご覧のように、具の誤差はなんと39g!
ご飯の誤差は17gとそこまで誤差はなかったのですが、いくら玉ねぎが多いと言っても39gはないでしょう。一応、画像にも注釈をつけましたが、ブログのネタにしたくて”偽装工作”したわけでもありません。
気になったので調べてみると、「誤差は10gが許容」(出典:NEWSポストセブン)と言うのが業界常識のようですね。ただ、同記事にもありましたが、ある事業者は店舗によって27gも差が出ていたそうですよ。(記事を読む限り39gは異常な気が…)
もちろん、人が盛り付けるわけなので誤差が生じるのは仕方ないと思いますし、あまり騒ぎ立てるのも心が狭いようで正直気が引けます。
恐らく、私がウェディングプランナーと言う飲食サービスに従事していた過去があるから気になったのかもしれませんが、せめて、同じ商品を同じテーブル(グループ)に提供するなら配慮して欲しいところですよね。
想像ですが、「騒動の余波によって減った人員を補充したが、教育やテクニックの習得が追い付いていない」と言う現実があるのかもしれません。
路線バスも同じ環境か!?
ちょっと、偉そうなことを書いてしまいましたが、バス業界に目を向けると大手と言えども、人員不足が顕著で人員を補充しても劣悪な環境から離職する人も多く「人が育たない」負のスパイラルが続いています。
正直、牛丼の盛り付けは計量器を導入するなど物理的な対策を講じて「サービスを均一にする」ことが可能だと思いますが、バスに関しては機械に依存できないアナログな要素が大きすぎるため、人材面で言えば問題は深刻なような気がします。
どの業界もデジタル化(機械化)しない限り「サービスを均一にする」と言うのは難しいでしょう。しかし、これまで培ってきたキャリア形成が一度でも崩れてしまうと立て直しがとても難しいことを「たった一杯の牛丼」から感じた次第です。
最後に
色々書きましたが「牛丼店よりバスのほうが大変!」と言うような差別的な視点ではなく、「どの業界も人材問題が最大の懸案である」と言う視点での記事ですので誤解のないようにお願いします。